〜「ず」攻め〜
「る」攻めに次いでの堂々第2位の人気を誇るのが「ず」攻め。
さっそく考察してみましょう。
自分が思うに、「ず」攻めの人気はその攻めやすさにあると思います。
すなわち「ず」で終わる言葉が多いと。
少し考えればわかる。確かに多い。
・○○図。例えば地図、展開図、設計図など。
・○○ズ(チーム名)例えば中日ドラゴンズ、シアトルマリナーズ など。
これら以外にも「ず」で終わる言葉はたくさんありますので、
「ず」攻めはとどまることを知らないでしょう。
「ず」から始まる言葉も、
図解、頭蓋骨、頭上、ズッキーニ、図星、ズーム……
このくらいですかね?「ず」で終わる言葉の方が多いのは明らかですね。
攻めの面での他の欠点もあまり見当たらず、攻撃力は申し分ないでしょう。
最強攻め文字として君臨する日も近いかもしれません。
〜「ず」攻めに対する受け〜
どうやら「ず」攻防は泥沼化してしまいそうです。
まず「図○化」という言葉でターンを稼ぐのが良いでしょう。
これは思いつきの限りを尽くし、全てを使い切る心持ちで臨んでください。
自分が思いつくあたりでは、
図式化、図案化、図表化、図面化、図形化……
うーん、もっとあるでしょうが手助けできるのはこのあたりまでです。
「こんなのもあるよ!」と教えてくれる方はお問い合わせフォームからお気軽に!
さて、「図○化」返しで「か」から始まり、「ず」で終わる言葉を
相手が使い切ってくれれば(「ず」攻めが一旦途切れれば)それでよいのですが、
相手の「ず」攻めが途切れなかった場合、「ず」受けのステージ2に突入いたします。
ステージ2と言いましてもそれが最終手段。失敗は負けにつながります。
さらに、下準備とやらが必要になります。
その「下準備」をお教えしましょう。
しりとりを始める前に、「一文字の単語は駄目」と。そうルールを付ける。
一文字の単語とは「目」とか「木」などです。
これは相手ももしかしたら
「さすがにそれはないだろ。」と反抗してくるかもしれません。
ですが「ず」攻めを対処するにはこうするしかないのです。説き伏せてください。
説き伏せましたね?はい。下準備、完了!
ここでやっと「ず」受けステージ2へ入ることができる訳ですが、
本当に辛いと思います。精神力はダダ下がりすることうけあいです。
なんといったって「ただ耐えるだけ」ですから。
というのも、「ず」から始まる言葉がなくなるまで「ず」を返し続ける。
そして最後の最後で「『ズームレンズ』反撃」をする。
「ず」から始まり「ず」で終わる言葉。
これとあともう一つ、「図」しかありません。
下準備は「ズームレンズ」で返したあと、「図」で反撃されることを防ぐため。
もちろん自分が「ず」攻めを敢行したい場合は、
一文字単語アリのルールにしたほうが良いのは言うまでもありません。
「ず」から始まる単語が出尽くしているので、
相手は身動きできずにゲームセットとなるでしょう。
相手がその「ず」を返してきても
今度は自分が「ず」攻めを相手にすれば良いだけです。